2016 札幌天神山アートスタジオ、リサーチレジデンス公募「アートとリサーチ」
artscapeレビューより抜粋
今日のお仕事は、北海道をテーマにしたワークショップの講評会。明日アーティストの島袋道浩とトークを行なうのだが、どうせだからということで、島袋くんが講師をしているこのワークショップの講評会にも参加することになった。このワークショップは、参加者がそれぞれテーマを設定して北海道をリサーチし（北海道を旅しながらテーマを固めていくといったほうが正確か）、その過程をウェブ上にアーカイヴしていき、最後に展示と講評会を行なうというもの。
(中略)
もうひとり、新谷健太は幼いころに生き別れた父に会うため道内を旅し、なんと「再会」というスナックで再会したというウソみたいなストーリー。運賃やスナック再会の領収書、写真などをなぜか二重窓のあいだに挟み込むといういじけた展示もすばらしい。彼は5万円の公費を使って極私的な用件を済ませたわけで、ある意味このワークショップをもっとも有効活用したってわけ。
2016/03/26（土）（村田真）
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